お金の準備から?テナント探しの基本流れ
テナント物件を探すのは、ビジネスをスタートさせる上で重要なステップです。しかし、初めての人にとっては、何から始めればよいか分からないことも多いでしょう。本記事では、大阪を中心にテナント物件を探している方を対象に、スムーズに物件を見つけるための基本知識と流れを解説します。
1. テナント探しを始める前に準備すること
まずは準備が大切です。以下のポイントを押さえておきましょう。
① ビジネスプランを明確にする
どんな業態(飲食店、事務所、倉庫など)で事業を行うのかを具体的に決めます。
必要な広さや設備、ターゲットとする顧客層を考えます。
地域特性を把握して、ビジネスに最適なエリアを選定しましょう。
こちらはもしお金を銀行などから借りて行う場合は、事業計画書を作ると思うので、作りながら明確になっていくと思います。
② 予算を設定する
家賃や管理費だけでなく、以下の初期費用を考慮する必要があります。
敷金・礼金
仲介手数料
内装工事費用
また、運転資金を含めた総予算を明確にしておきましょう。
③ 必要な書類を用意する
事業計画書や収支計画書が求められる場合があります。法人契約の場合は登記簿謄本や印鑑証明書も必要です。
つきましては、事業計画と物件探しは並行して行っていくほうが良いと思います。不動産契約の場合の必要書類は、不動産屋さんが指示してくれます。
事業計画書や収支計画書の提出は物件により異なります。
2. テナント探しの基本的な流れ
① 条件をリストアップ
物件を探す前に、自分の条件を明確にしましょう。以下のポイントをリスト化するとスムーズです。
希望エリア
広さ(坪数)
予算(家賃上限)
設備(飲食店なら排水やガス、倉庫なら荷物用エレベーターなど)
希望の業種に適した設備があるかどうか
② 情報収集を開始
・不動産ポータルサイト
テナント物件サイトで条件に合う物件を探します。アットホームのサイトが一番充実しています。
・不動産会社への相談
地域密着型の不動産会社に相談することで、ネットに載っていない物件情報が得られることも。
・SNSや口コミ
最近ではInstagramやTwitterでも物件情報を発信している不動産会社が多いです。
③ 内見をする
内見では、物件の状態や周辺環境をしっかりチェックしましょう。
確認ポイント:
建物の老朽化具合
トイレや空調などの設備
周辺の競合店舗や交通アクセス
④ 契約前の最終確認
賃貸契約書をしっかり読み込み、不明点は不動産会社に質問します。
特に注意すべき項目:
賃料や共益費
契約期間と更新料
原状回復の範囲
⑤ 申込と審査
借りる意識が決まりましたら申込書を書きます。この時点では契約ということではありません。
次に保証会社の審査とオーナーさんの審査があります。審査が完了したら契約となります。
⑥ 契約と引き渡し
契約を完了し、鍵を受け取ったら、必要に応じて内装工事や設備の設置を行います。
3. 初心者が知っておくべき基本知識
① 居抜き物件とスケルトン物件の違い
・居抜き物件
前の入居者が残した設備や内装がそのまま利用できる。
メリット: 初期費用が抑えられる。
デメリット: 設備が古い場合がある。
・スケルトン物件
内装がすべて撤去された状態。
メリット: 自由に内装を設計できる。
デメリット: 内装工事費用が高くなる。
② 坪単価について
家賃の計算には「坪単価」が重要です。
坪単価×広さ(坪数)=月額家賃
4. テナント探しの成功ポイント
① 信頼できるパートナーを見つける
不動産会社や担当者の経験と知識が大きな助けになります。
内見時にテナント借りるうえでの注意点などを回答してくれる会社を選ぶようにしてください。
② 複数の選択肢を比較する
1件だけで決めず、複数の物件を比較することで、自分に最適な選択が可能になります。
③ 長期的な視点で選ぶ
家賃の安さだけでなく、将来の事業拡大や店舗運営に関してのメリット、デメリットを考慮していただくほうがよいと思います。
まとめ
テナント物件探しは、ビジネスのスタートを決める大事なプロセス。人生の大勝負と言ってもいいかもしれませんね。準備を怠らず、基本的な流れを理解することで、より適切なタイミングで理想の物件を見つけることができます。
これから物件を探す方は、ぜひ本記事を参考に、理想のテナントを見つけてください!
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